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石巻市ボランティア活動 6月7日~8日
【投稿日:2018年06月19日|カテゴリ:お知らせ】
宮城県石巻市では、2018年7月をもって、市内の全仮設住宅の閉鎖を予定しております。長いことお世話になった仮設住宅集会所。
そこで行う最後の支援活動のため、「追波川運動公園仮設」「三反走仮設」に行ってまいりました。
両仮設住宅の近くには、長らく支援活動の拠点としていた「上品の郷」があります。
かつそこからは、広大な水田地帯が広がっていました。
しかし現在は、「二子復興団地」が、すごいスピードで建設されております。
遊水地や堤防などの災害インフラをまず建設し、その後に道路と住居区画、そして住宅が立てられ、最後に集会所などの公共施設を建設しております。
公園もありますが、そこにはベンチがあるだけで、目立つ建築物はありません。「まず生活環境を」という路線が明確に感じられます。
その後、雄勝地区の中心に建てられた復興住宅「雄勝中央団地」にも行きました。
海に面した高台に建てられた復興住宅には、さわやかな海風が吹き抜け、とても眺めの良い立地です。
ここでは大規模な堤防・防潮堤に、片側二車線にまで広がる大きな道路が建設中であり、重トラックがひっきりなしに通っています。
三反走仮設の集会所は、ちょうど支援の翌日に、集会所の鍵を市役所に返却することとなっていました。
名実ともに、仮設集会所最後の利用です。
仮設住宅には、また十数名以上の人々が暮らしていましたが、そのほとんどが建設中の復興住宅に移転を予定している方だそうです。
6月中にはほとんど完成し、完成次第すぐに引っ越すのだそうです。
またそのあともしばらく残る方もいるそうですが、それは自力で自宅を建設しているかたで、これも完成次第引っ越す予定だそうです。
いずれにせよ、住宅を最優先にしており、集会所の建設は今秋以降の着工となるそうです。
完成は、来年以降の予定だそうですが、未定の部分も多いとのことです。
しかし、住環境の変化は、住民の心に少なからぬ影響を与えます。
以前、仮設住宅の統合・分散の際に、そのまま外出しなくなったかたや、環境の変化から体調を悪くされた方が見られました。
私たちの支援活動が、少しでもその方々の心の支えになれば、と、願ってやみません。